眠りは危険
睡眠中の人々をどれほどの頻度で見かけるか、を考えてみてください。
ご承知のように、あなたのお友達はみんなベッドなどで眠りますが、かれらはあなたに寝姿を見られないよう気をつかっています。
睡眠中はあらゆる種類の攻撃にさらされていて危険だからと言われるかも知れませんが、実際はまったくそうではなくて、睡眠本能のおかげで、眠ってしまう前にすべての危害から遠ざかってしまっているのです。
こんなふうに考えると、ふだんあなたの寝相を見ることのできる人は、つまりは安心して生命をゆだねてもよい人なのです。
生命に危害がありそうだったら、眠ることはたいへん難しいはずですから。
この「面倒なことの締め出し」という発想を、睡眠の機能についての不動化説と呼ぶことにしましよう。